インテグラル・リーダーシップ・レビュー(ILR)のビジョンと理念
ILRのビジョンは全ての学問領域・職業領域・文化領域におけるリーダー/改革者/理論家/学生/コンサルタントの叡智を結集し、リーダーリーダーシップという領域に対して統合的/発達思考的/学際的なアプローチを通じて、自律的かつ活力のある人間/システム/地球の実現に向けて本質的な変革をもたらすことにあります。
理念
ILRのミッションは人生の質の向上と持続的な組織・社会の実現に向けて、効果的なリーダーシップを支援するための統合的な枠組みを用いることによって、リーダーシップの実践/開発/理論を探求する人々のために、リーダーシップに関する意見交換・討論を行うための「場(フォーラム)」を提供することにあります。この理念の実現に向けて、ILRは現在リーダーシップの役割を担っている人々/エグゼクティブ、ビジネスコーチ/コンサルタント/リーダーシップ開発の専門家、理論家にとって魅力のある場を提供することに努めています。そうしたリーダーシップに関する実践家の人々のためにタイムリーかつ最新のリーダーシップ論に関する情報を提供することがILRの理念です。
ILRのコンテンツの内容・形式は、長期的な視野に立って、学際的/多元的/発達思考的/統合的なリーダーシップの実践/開発/理論に関する最も優れた刊行物を目指すという考え方に基づいています。リーダーシップの実践/開発/理論の指針が必要なときはいつでも、ILRの記事や論文を自由に読むことができます。
沿革
2000
ILRの刊行はルス・ボルックマン(Russ Volckmann)博士によって、博士の研究領域であるリーダシップ・コーチング/リーダーシップ開発を紹介するための月刊のニュースレターとして始まりました。どのように統合的な視点(インテグラル理論)を各々の専門領域に活用することができるのかということに関心を持つプロフェッショナルの増加に伴い、それら専門家の叡智を結集する仕組み作りの必要性が明らかに高まってきました。ILRはそのようなニーズに応えるために生まれました。
2006
初刊から六年が経過し、ILRはさらに多くの特集記事を掲載する新しい情報発信の場に生まれ変わりました。
- ILRのさらなる発展に向けて編集/管理委員会を設立しました。
- リーダーシップの領域に多大な貢献を果たしているメンバーによるインテグラル・リーダーシップ協議会を結成しました。
- 読者が自身の興味のある著者や記事を検索することができるようにしました。
- 刊行物をよりインタラクティブなものとするために、論文やインタビュー記事に意見を書き込めるような仕組みを構築しました。
- ILRの読者が無料で記事を読めるように寄付を行って頂ける個人/支援企業/スポンサー企業のためのFriends of the Integral Leadership Reviewというファンドを立ち上げました。
2010
ルス・ボルックマン(Russ Volckmann)とブレット・トーマス(Brett Thomas)の主導の元、より充実したウェブサイトの構築に向けてWeb 2.0の技術とソーシャル・メディアの技術を駆使し、ILRはさらなる飛躍を遂げました(2011年1月1日)。これはILRの親会社であるIntegral Publishers(統合的な視点に基づいた書籍の出版や情報の発信を行う)の拡大と歩調を合わせる形となりました。
ILRのミッションの実現に向けた試み
ILRはインテグラル・リーダーシップに関する有益な情報を提供する橋渡しとなる出版社です。ILRの目的はインテグラル・リーダーシップに関する情報を発信し、読者はそれらの情報から学び、その知を基に各々の専門領域において幅広く影響を与えることが出来るように、読者のアイデアと実践を活性化させることにあります。
- ILRが提供するリーダーシップの開発に向けたプロジェクトの設計/実行/評価は全ての産業、全ての国に適用することが出来ます。
- ILRが提供するリーダーシップの開発に向けたプログラムの設計/実行/評価は全ての産業、全ての国に適用することが出来ます。
- 全ての産業、全ての国におけるリーダーシップに対するインテグラル・アプローチ(統合的方法論)を精緻なものにするために、そしてそれらを検証するための学術的な理論/研究の発展に貢献します。
ILRの利用は無料であり、インテグラル・リーダーシップに関心のある全ての人、そしてILRの情報を活用して世界をより良いものにしていこうと志す全ての人に開かれています。ILRの財政的支援は、ILRの刊行物に基づいたリーダーシップ開発の教材の販売を通じて行われるとともに、ILRのアイデアを広く宣伝して頂いている個人や機関によって賄われています。